下記のブログ、助教などの公募を検討している方は必見だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/m-urabe/20150514
以下、青字は上記ブログからの引用です。
「世の中には、懲戒処分に当たることをしていながら、それがバレていないだけで在職している教員だって珍しくない。」は、身にしみて感じます。
自分のミスを他の教員には学生がしたことだと説明し、あえてその学生を呼び出して叱りつける、「中和すればいいんだ!」とヒ素・水銀の廃液を流しに捨てる、なんてことをした教員が仮にいたとしても、専攻の教授達が共謀して隠蔽したら、その教員は何の処分も受けないわけです。
「本当にクズのような論文の数だけで教授になっている場合もある」もその通りだと思います。そんな教授達が多数派だと、合わせようとするのもストレスでしょうし、合わせないと陰湿なイジメが待っていたりするかも?
職場の質を検討するのに重要なのは、理学系でしたら、教授達がどれくらい国際誌論文を書いているかです。個々の教員のホームページをチェックしましょう。業績リストがない教授がいたら、要注意。業績がないことがバレないため、という可能性があります。
業績リストがあったら、IFがある国際誌に論文を毎年掲載しているか確認(英語の論文、というだけで安心してはダメ)。余裕があれば、それぞれの分野でIFが特に高い雑誌が何かを調べて、それらに論文を掲載しているかも調べましょう。トップジャーナルに毎年論文を出している教授が多い専攻であれば、あなたにとってよい刺激になるでしょう。
逆に公募しようとする専攻の教授の過半数が、業績リストを公表していなかったりIFがある国際誌に論文を毎年掲載できていなかったりしたら、「そんなところに採用されてしまったら貴方の経歴のキズである。」とまでは言いませんが、世間では通用しない考えに洗脳されたり、まともな研究ができなくなる可能性大だと思います。
(追伸)
理学でやっていこうとする方は、業績として国際誌論文が必須な分野の教員だけで構成されている専攻に就職するのが無難だと思います。「うちの分野は日本語だけでOK」なんて分野の学生さんがいるところで、自分の学生に「英語、国際誌!」と言っても、士気が高まりにくいでしょう。