アサザによる霞ヶ浦侵略

今日は霞ヶ浦アサザ花型調査で、霞ヶ浦を一周してきました。ちょっと風が強かったのですが、これくらいでないとこの時期の霞ヶ浦は釣り人の車で混雑するので、出かけて正解でした(それでも、どのアサザ繁茂地にも釣り人がいました)。単独調査でもあり、胴長で水に入るのではなく、安全な岸から双眼鏡で観察し、見えないところは下記の飛び道具でサンプリングしました。

さすが「世界の侵略的外来種」だけあって、霞ヶ浦(西浦)の特に左岸の人工的に消波されたところは、ヒシよりもアサザに覆い尽くされたところの方がはるかに多い状態でした。

これらのアサザは、勝手に流れ着いて生えたものです。こんな植物を何十億円もかけて植栽する必要があったはずは全くありませんが、新国立競技場と一緒で、誰も責任を取ろうとはしないのでしょうね。

(追伸)
霞ヶ浦アサザが生えている複数の地域で、公共の場に下記のような民間団体の私物に見えるものが設置されています。写真の場所では数年前から蓋もなくて機能していない状態ですが、設置者に回収義務はないのでしょうか。