二重投稿

毎月最低2本くらいは国際誌論文の査読やハンドリングをしています。産総研に勤務していた頃からそんな感じだったので、関わった論文はかなりの数になります。その為でしょうか、これまでに二度、日本語で出版されたものと同じ内容が投稿されているケースに関わりました。
最初から国際誌に投稿しておけばよかったのにと、残念に思います。先に国際誌に出して、その解説を一般の方にもわかるような形で本や査読のない商業誌などに出せば、その分野のレベルアップにもつながると思います。
これはと思った研究は、まず国際誌に投稿しましょう。

(追伸)
二重投稿は日本に限ったことではなく、近年、増加の傾向にあるようです。日経サイエンス2014年6月号「論文盗用を見つけ出す」に防止に関する展望が書かれています。