別冊宝島「孫子の戦略」

小学校低学年の頃から、父親から古事記論語孟子を読まされていたので、古典は好きでした。とは言え論語孟子は何か肌に合わないと漢文の全集から他のを読むうちに、荘子孫子が好きになりました。その頃の全集の「解題」には、孫子の時代に戦いが貴族主体から歩兵・騎兵主体に変わったくらいの解説は書かれていて、それなりに納得していました。
しかし、この本の「孫子が生まれた時代」を読んで、当時の納得がとても浅いものだったことが分かりました。さらには、気候や地形など古環境学の視点から見たら、もしかしたら新たな解釈ができるかもしれないと思いました。
息子や娘は孫子の「ソ」の字も知らないようで、もったいない気がします。「孫子の兵法13篇に迫る」はA4わずか8ページでエッセンスを紹介しているので、立ち読みする価値はあると思います(立ち読みしてこれは!と思ったら買いましょうね)。

孫子の戦略 ?実例でわかる「戦い」に勝つための法則 (別冊宝島 2372)

孫子の戦略 ?実例でわかる「戦い」に勝つための法則 (別冊宝島 2372)