ガシャモク(?)が生えて来た砂は霞ヶ浦のでした

久しぶりに大学に来て、山と積まれた郵便物の対処を終えて、野帳と実験ノートを確認してみました。ササバモ・ガシャモク・インバモの3者の内のいずれかが生えて来た砂(11月8日記事参照)は、霞ヶ浦・境島でとったものでした。また植え付けたアサザ霞ヶ浦・根田のものでした。
同時に植え付けたトチカガミがどこのかわからないのですが、2013年6月9日に霞ヶ浦調査に行き、その日の野帳に「アサザトチカガミが同所しないのはなぜか実験する」と書いてあるので、これもやはり霞ヶ浦産と思われます。だとしたら、霞ヶ浦の砂と霞ヶ浦の植物を植えたものからササバモ・ガシャモク・インバモの3者の内のいずれかが生えて来たことになります。
現在、2013年6月9日に同行していただいた先生が、霞ヶ浦トチカガミを採取されていたかどうか確認しているところです。
実験を行ったバットはザリガニの共食い実験用に大量に購入し、その後一部は手賀沼堆積物からの発芽実験用に使ってもらっています。今回、沈水植物が生えて来たバットは2013年7月から実験を始めていますので、沈水植物がでてくるのに2年かかったことになります。手賀沼の分も、1年で出なくても、数年待つと何か出てくるかもしれません。
(追伸)
上記の先生から、採集はしていないが、霞ヶ浦・根田の水路でトチカガミを見た記憶はあるとのことでした。その前日の手賀沼ではトチカガミの記載は一切ないので、やはりトチカガミもこのときに霞ヶ浦から取ってきたもので大丈夫のようです。つまり、今回、生えてきたササバモ・ガシャモク・インバモの3者の内のいずれかは、霞ヶ浦のシードバンクから来たか、屋上に鳥が種を運んだかのどちらかということになりそうです。