陸水研第3期修論

陸水研ができてから3回目の3月に修士を卒業した学生は3名いたのですが、これまでに学術誌に論文が掲載されたのは1名だけでした。
昨年度・今年度と学生がいないのを幸い、たまった修論の投稿に努めた結果、第3期の他の1名分は、ほぼ修論の原型をとどめたまま(なので筆頭は学生さんで)投稿できました。うまくすれば同じ修論からもう1本、受理されそうです。
残る1名のは原型をとどめることはできなかったのですが、かなりハイレベルの雑誌に投稿できる目処が立ちました。久々に私自身の筆頭論文として、今月中の投稿を目指します。
早々に国際誌に掲載された学生さんの修論も、まだ投稿していない部分が残っているので、そのデータを使ってもう1本投稿する予定。なのでこの期の修論からは、計5本の投稿論文が生まれそうです。
この期に目処がついたら、その前の期のI君の修論。こちらは国際誌レベルの論文が最低2,うまくすれば3つは書ける高度な内容だったので、英語にする時間が取れないうちに、ついつい後回しになっていました。専攻とのトラブルが解決して陸水研に学生が戻ってくるまでに、この修論の投稿、済ませないと。
こういった状況を鑑みると、専攻のいやがらせのおかげで講義も学生指導もしないでいいのは、リセットのチャンスです。講義の方は他専攻の講義や東大の社会人向け講義などコンスタントに行っていて、その度にいろいろ工夫をしてレベルを維持しています。研究指導については、修論のレベルは高いものにできていたのですが投稿には至らなかったので、次に陸水研に入ってくる学生さんについては、修士卒業までに自分で投稿できるような指導法を考えておこうと思います。