眼科医が見抜いた脳脊髄液減少症

帰宅して何となく眺めていた「みんなの家庭の医学」で、下記の症状が紹介されていました。
まず目のぼやけが始まる。眼精疲労と診断され目薬を処方してもらうがよくならない。やがて首から肩にかけての重だるい痛みや身体の疲れやすさ、さらには決められた場所に物を置くことができないなどの異変に襲われるようになる。やがて目の前がゆらゆらと揺れる激しいめまいにも襲われるようになり、仕事を休職せざるを得ない状況にまで追い詰められる。
(詳細は http://asahi.co.jp/hospital/onair/151215.html

この症状に対して眼科医が出したセカンドオピニオンを聞いたときには、思わず「えぇ?」と耳を疑いました。病名は「脳脊髄液減少症」。わずかの知り合いの例しか知りませんが、最初に目の異常だけが出たいう例は聞いたことがなかったので、そんなこともあるのだと本当に驚きました。
脳神経外科でも整形外科でもなく、眼科の先生がこの病気を疑うまで、脳脊髄液減少症が周知されてきたのはありがたいことだと思います。
この病気は外見は全く異常がないので、本人のメンタルな問題に片付けられがちです(女性の場合はさらに、私もそうでしたが、更年期とも言われます)。そのことがますます患者を追い詰めますので、こういった番組で積極的に周知されてほしいと思います。