お節料理

今年もまた大晦日一日がかりで作ったお節料理が、2日の朝食でなくなりました。三が日もったことはいまだかつてありません。黒豆も紅白なます筑前煮も鍋いっぱいに作り、煮蛸、数の子、酢レンコン、田作りもボール一杯づつ作って、これです。唯一残っているのは金柑の甘露煮。おかずというよりデザートっぽいからでしょう。
最近はお節料理を取り寄せる家庭が増えているようですが、きっと元旦の朝食とか夕食一食分と割り切っているのでしょうね。お節料理の意味も、時代とともに変わっていくのでしょう。
今年は特に黒豆のできがよくて、いつもはそれほど食べない父が黒豆ばかり食べてました。黒々とつやよく煮るのは難しそうに見えますが、慣れてしまえがこれほど簡単な料理はないです。

私はベーコンが大好きで、買うと高いので手作りしてます。子供の頃から作っているのを見ている息子は「あんなの、失敗する部分ないじゃん」とか言ってますが、幼なじみにベーコンを手作りしていると話すと、「え?ヤムが?」と驚かれます。
ベーコンも黒豆も、ガスも電気もなく微妙な火加減調整が難しかった時代に家庭で作っていた保存食ですから、よほど根本的なミスさえしなければ失敗する部分は基本的にないです。火にかけておおよその火加減調節さえ済ませば、あとは2時間ほどほっておくだけでできます。