子どもたちを守りたい〜県境を超えてつながる母親たち

原発事故から5年、放射線による子供達への健康被害を防ぐのは、きちんとした検査と早期発見による迅速な対処であるはずです。でも行政の対応はそのような原則に立っているでしょうか?
我孫子市在住の知人から表記ネット番組を教えていただきました。ホットスポットとなったつくば市柏市だけでなく、近隣に子供達と暮らす全ての親御さん、そして原発が事故ったら被害に遭う可能性のある地域に住む全ての親御さんに、震災から5年の今こそ見ていただきたい番組です。

YouTube版(全26分)
https://www.youtube.com/watch?v=Y2KYPcfZMBc


(番組の紹介)
東京電力福島第一原発事故から5年ー。
すでに150人を超える子どもが甲状腺がんと診断されているものの、政府は、チェルノブイリ原発事故よりも被曝線量が低いとして、健康被害は起きないと主張している。福島県内ではわずかな検診を行っているものの、県外では一切健診は行われていない。
子どもたちのいのちを守りたい一心で、自分たちの手で基金を立ち上げ、甲状腺エコー検査をしているグループがある。政府との交渉に限界を感じ、寄付を募り、機器を購入し、医師を手配し検診を重ねている。開始から2年が経ち、これまでにのべ4000人が受診した。
さらに、行政に働きかけ、独自検診を実現させる動きも活発だ。事故から5年目を迎える今年、我孫子市甲状腺エコー検査にくわえ、血液検査への助成を決定した。母親たちの粘り強い運動が実現につながった。
初期のヨウ素被ばく、その後の低線量被曝にさらされながら、置き去りにされている子どもたちを守りたい。被ばくを否定する政府に抗い、実績を重ねる母親達の姿を追う。