貧栄養湖が少し富栄養化すると緑藻が大繁茂する?

世界最大の淡水湖であるバイカル湖では緑藻の異常繁茂、共生海綿の大量死などの異変が進んでいることを、ロシア・アメリカ・日本の共同チームで論文発表しました。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0380133016000393

その筆頭著者のTimoshkin博士から、「タホ湖でもよく似ていたことが起こっていた!」と興奮した様子が伝わってくるメールが届きました。添付されていた論文は下記でした。よくぞまぁ、こんな古い論文を探してきたものです。

RICHARD F.SMITH and HARVEY F.LUDWIG (1968) EUTROPHICATION MECHANISMS AT LAKE TAHOE-I.SOURCE OF AN EXOGENOUS SPIROGYRA BLOOM ON THE SOUTH SHORE, JANUARY 1967. Water Research 1968.Vol. 2, pp.615-624.

この日は学会関係の、あまり楽しく無い作業をしていたので、こういったサイエンスの話題はリフレッシュになりました。これで気を取り直して、自宅では学会関係の作業は一切せず、論文を一気に仕上げて英文校閲に出したら、さらにストレスが減りました。しばらくは学会の状況は見ないふりして、論文と本ばかり書いてようかしらと思いました。