よりによってフナ!

大学のホームページには電話番号を掲載しているので、時々、マスコミ関係者から電話がかかってきます。
今日は某テレビ局からかかってきました。ある関東のため池で貝掘りをしたところ、取れたフナを見て「これは関西のだ」と指摘されたそうです。それで本番の撮影現場でフナの分かる方に立ち会ってどの種類かコメントしてもらいたいそうで、「先生、フナの名前分かりますか?」
私のホームページからどうしてフナの同定で白羽の矢が立ったのか全くの謎ですが、フナは非常に同定が難しい魚であることを伝えて、「魚類学会とかをネットで調べて、専門の方を紹介いただいてはどうでしょうか。でも、その場で見て名前をつけることはできないかもしれませんよ。」とお伝えしました。
フナの同定がどれだけ難しいか、たとえば下記のリンクをご覧ください。
http://www.tansuigyo.net/a/link7-6.html
「フナ類は『日本産魚類検索』によると『日本産魚類のなかで分類するのが最も困難なグループ』とあります。 出版物によっても様々な見解があり、フナ類を形態形質のみで同定することは一部を除いてできません。」と書かれています。