私は野生のスミレが好きで、駒場にいた頃はシーズンになると構内を回って様々なスミレを楽しんでいました。一番好きだったのは図書館裏のケマルバスミレの群落だったのですが、10年前に講義で久しぶりに行ったら、群落があったところは増築されていてがっかりしました。
産総研の歩道脇は、今でも様々なスミレが咲きます。その中でも濃い紫色のスミレは大好きで、うまく掘れそうなところのを鉢植えにして枯れてからも水やりを欠かさず翌年の開花を狙うのですが、成功した試しはありませんでした。
しかし種は飛び散っていたようで、今年は写真のようにレンガのスキマのそこかしこで開花していました。
何でわざわざこんなところで。。。と思いますが、この種はスキマ専門のスミレなのかもしれません。
スキマは、スキマに暮らせる植物にとっては競争を避けて繁茂できる天国なんだそうです。そんなスキマ専門の植物をカラーで紹介している本が下記です。まだ入手していませんが、スキマスミレを見て買いたくなりました。
- 作者: 塚谷裕一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/03/24
- メディア: 新書
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