出雲河川事務所では、宍道湖に枯れたヨシが流れて水質汚濁を引き起こすことがないように、毎年刈り取りを行っています。刈り取ったヨシの利用法の一つとして、裁断して雑草抑制マルチとして使ってみたところ、少なくとも1年間は抑制効果があったそうです。
今日はその現場を案内してもらいました。
写真右斜め上の花壇には雑草が生えていますが、左斜め下の木が植わってる部分は雑草が生えていません。ここは昨年2月に裁断ヨシを15cmくらい敷き詰めたそうです。1年以上経っても効果が持続している上、遠目には自然な土壌に見えます。敷地の所有者の方によると、それまでは除草剤を何度もまいていたが、裁断ヨシをまいてからは全く除草剤をまかず、今年になって生えて来た雑草も簡単に抜けるとのことでした。下は拡大写真です。
何年くらいこの効果が持続するのか興味深いところです。このマルチの場合、効果がなくなる=ヨシが雑草が生えられるくらい土壌化したということなので、ビニールのマルチと違って廃棄物にならないのがメリットだと思います。