やはりユスリカがいない。。。

卒論で1982年夏に248地点で宍道湖のベントス分布を調べた結果では、西側にオオユスリカ、東側にユハズカユスリカが分布していました。その中から40地点を選んで水産技術センターに採泥いただきました。今日はそのうち6地点分をソーティングしたのですが、着底間もない小さなヤマトスピオが無数にいたり、ケヤリムシがごろんと横たわっていたりと、多毛類は30数年前と同じ感じだったのですが、ユスリカ類は全くいませんでした。

今回は堆積物の有機物濃度も測定します。宍道湖は貧栄養化は起こっていないので減っていないはずですが、念のためです。
有機物濃度も減っておらず、塩分も昔とそれほど変わらず、多毛類は昔通りいるのにユスリカ類だけ減ったとしたら、昆虫をターゲットにした殺虫剤の影響である可能性が高まると思います。