ワカサギの餌「ユスリカ」、毒性試験への追加で復活なるか?

8月5日記事で、宍道湖底生動物の中でユスリカだけ減っていることを書きました。この原因として私はネオニコチノイド系殺虫剤を考えています(例えば2015年2月19日記事)。
今日の会議で学生時代から知り合いの環境省の方と会って宍道湖の状況を話したら、「ユスリカについては新たに殺虫剤の毒性試験の対象にした」と教えてもらいました。
さっそくネットで調べたところ、中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会(第50 回)の資料4に「(1) 今後我が国において新たに登録を受けようとする殺虫剤、及び(2)既に登録されているニコチン性アセチルコリン受容体又はGABA 受容体に作用する殺虫剤(ネライストキシン系殺虫剤を除く。)については、ユスリカを用いた毒性試験の提出を要求することとする。」と書かれていました(3頁)。
ユスリカはワカサギなどの有用水産種の重要な餌でもあります。この規制によって、ワカサギが多少とも増えるといいなと思います。