野菜は自分で育てるもの

関東地方の記録的な長雨の影響は農産物直売所の野菜の少なさにも見てとれ、加えて北海道などでの野菜をおそった被害で、日本のかなりの地域で野菜不足が深刻な問題になっているようです。
私は常勤で結構忙しいポジションにあるので、それほど家庭菜園に時間をつぎ込めません。それでもこの野菜不足の中、我が家の食卓は常に4品目以上の野菜が並びます。
例えばある晩の野菜料理はナスタチウムを刻んで鰹節と酢醤油をかけたサラダ(下の写真)。

2本植えただけでもナスは十分(1m×50cmのスペース)で、収穫したてを塩もみして刻んだミョウガ(我が家では自家製)と和えたもの。オクラも2本(ナスと同じくらい)あれば、今の季節でも2,3日すれば3〜4本収穫できるので、父と私には十分です。そのまま刻んで「ガッテン」で紹介されていたように生で食べても、ゆでてマヨネーズをかけても。シシトウはそれほど枝を張らないので3本植えてます。ただ単に焼いて醤油をかけたものが、私には一番おいしいです。収穫し損ねて真っ赤になった物は乾かして唐辛子代わりに使っています。あまり知られていませんが、シシトウは葉も食材として使えるので、冬野菜が食べられるようになるまでのツナギに使えます。
我が家では他にもすぐに食べれる野菜としてニラ、ゴーヤ,ネギ、ニンジン(葉も食べれる)、セロリ、ツルムラサキ、モロヘイア、ミニトマトがあるので、野菜はほとんど買いません。
夏野菜を自家製で賄うメリットは、今年のように野菜不足で家計直撃という事態が無くても、たとえばお子様の自由研究にも発展するなど、結構夢があると思います。私は無農薬で育てているので、何より安心して食べれるのが魅力です。
三重県の農村から大阪に出てきた私の両親にとって野菜は自分で育てるものという感覚が私より強かったらしく、自宅から自転車で10分のところに貸農園を借りて、野菜はほぼ自家製という暮らしをしていました。タマネギも2種類くらい育てていて、路地の雨が当たらないところに大量にぶら下げて保存していました。今は忙しくてそこまで本格的にできませんが、定年になったら両親が作っていた野菜にチャレンジしようと思っています。