困ったら逃げよう

産経新聞で「人類史のなかの定住革命」という本が紹介されていました。約1万年前にユーラシア大陸の各所で、遊動から定住への転換が起こった。そのとき人類は「逃げられる社会」から「逃げられない社会」への転換したと説いているそうです。
この「逃げられない社会」の象徴として、紹介文では冒頭に、産経新聞7月28日朝刊に掲載された詩を紹介していました。

「逃げ」 宮城県名取市 森田真由
  逃げて怒られるのは
  人間ぐらい
  ほかの生き物たちは
  本能で逃げないと
  生きていけないのに
  どうして人は
  「逃げてはいけない」
  なんて答えに
  たどりついたのだろう

日本には「三十六計逃げるに如かず(困ったときは逃げるのが最良策であるということ)」ということわざがあるのに、今の子供達は「逃げるな」と言われ続けているのでしょうか。下記リンクによると、今の若者は「三十六計逃げるに如かず」ということわざを知らない人が多いそうです。
http://www.asahi.com/world/china/cha/TKY200808260115.html
私の場合は何事においても「いざとなったら逃げればいいや」と思っているからいろんな事に挑戦できているので、逃げてはいけないという圧力があるとかなり萎縮してしまうと思います。