マニラはともかくミンダナオに行くと、特に食べ物が日本そっくりでビックリします。私の過去ブログに書いただけでも、ワラビのおひたし、イカ焼き、マグロのカマ焼き等々。ミンダナオの共同研究者達は「これは昔からのフィリピン料理だ」と言うのですが、きっと第二次世界大戦中に日本の軍人が伝えたのだろうと思っていました。
陸水学会一般公開プログラムを11月3日に沖縄県立博物館の施設をお借りして開催したのですが、この日は文化の日ということで博物館に無料入館でき、30分だけ抜け出して展示を見てきました。その展示で沖縄からはハワイにつぐ人数が移民としてミンダナオに行っていたことが分かり、なるほど、だから食文化が伝わったのだと思いました。
上の写真には、孤児となって取り残された日本人も多かったとあります。実際、ミンダナオの方々の名前には、これは日本人起源だろうと感じるものが多々あり、軍人が占領しただけでここまでになるかと不思議に思っていました。
謎が氷解したような気がした大会となりました。