出雲ウナギを全国ブランドに

昨夜の夕食は秋鹿町の「福吉」で。ここでは宍道湖産天然ウナギが必ず食べられます(要、予約)。いざとなったらご主人が必ずウナギが釣れる場所で釣ってくるそうで、昨夜はご主人から、子供の頃にやっていたウナギ釣りの様子や、餌の蜂の子を買いにいったことなどお話をうかがっていました。
知る人ぞ知るの有名店になってしまい、今では東京からの常連さんもいて、どうしても来れない場合は宅急便で送ってほしいとのリクエストも来るそうです。そりゃそうでしょ、宍道湖・中海の天然ウナギを一度でも食べたら、他のウナギは食べれなくなります。
今でこそウナギと言えば浜名湖ですが、それは養殖ウナギが普及してからのこと。関西ではウナギと言えば宍道湖・中海産で、だから出雲屋というウナギ屋が多かったとの説もあるほどです(例えば下記)。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000080873
宍道湖ヤマトシジミ資源量復活が確実となった今、次に私が目指しているのが出雲ウナギの復活です。多くのウナギ専門家が淡水河川に着目している中、実は汽水湖がウナギのメッカだったことは盲点になっています。私は水産の専門家ではありませんが、宍道湖シジミがなぜ減ったのか、どうなれば増えるのか、科学的に解明することができました。ウナギについても同様に、いわゆる専門家には無い視点をいかして、地元の方々とともに出雲ウナギ復活を目指したいと思います。

宍道湖産天然ウナギの白焼き

小さいウナギやウナギの肝を連ねて串にした「カラコロ」