「水圏環境学」、今年も好評でした

本郷で学部生を対象に開講している「水圏環境学」。
今年度は夏学期に開講し、1限で早起きしないとならない為か、例年30名前後履修するのですが、今年度は11名でした。
その11名の授業アンケートの結果が届きました。半数近い5名の方が自由記載に記入してくれていました。

・物理系の人でも大変わかりやすく、すばらしい説明で、しかも意外性が随所にあって面白かった。
・せっかく少人数なのでもっと参加型の方がよかった。
・他学部から受講させていただいたのですが、理学部の知識も分かり安く説明していただいたため、非常に内容を理解しやすく、内容が入ってきやすかったです。ありがとうございました。
・授業の後半の治水の章や利水の章が一番興味深かったです。
・地物の人ももっと取るべき。本当に面白い授業だった。

今年は地球惑星がほとんどおらず、特に化学の学生さんが多くて「こんなに地学ネタ入れて大丈夫だろうか?」と不安だったのですが、おおむね満足だったようで安心しました。
来年度も人数が10名程度だったら、これまでは1日しかやってない簡易実験を増やすなども考えてみます。
来年度も4月開講で水曜4限(14時55分〜16時40分)です。社会人の方の聴講も可能で、これまでに3名が受講されています。関心のある方は東大理学部に問い合わせてください。内容の一部は毎年変えていますが、前半で水圏環境に関する物理・化学・生物・地学の基本概念の説明、後半ではそれらをベースに治水・利水・環境への対策が実際にどのように行われているかを解説する予定です。