国際研究プログラムFuture Earth Coast(旧LOICZ)のメンバーと昨年9月まで展開していた国際共同研究TRUC(Transformation and Resilience on Urban Coasts)
の東京チームの研究成果が論文になりました。
Future Earthは地球環境変動を対象に、文理融合の超学際的研究を行うだけでなく、ステークホルダーとの連携が重視されています。今回の公表論文は、まさにそのFuture Earthが目指す方向を満たした内容になっています。メンバーが所属していたLOICZは文系のIHDPと理系のIGBPを親プログラムとしていたことから、Future Earthが始まる前から、既にFuture Earthみたいな研究プログラムでした。なので、2015年から始まったFuture Earthを先取りするようなTRUCの研究が2013年からスタートしていたのでした。
国内ではこういった文理融合、ステークホルダーとの連携をどうするかは、これから議論されるようです。今回のTRUCの成果は参考になると思います。
Nishi et al 2017.pdf