大地震あなたの家はどうなる?

昨日、NHKスペシャル「大地震あなたの家はどうなる?見えてきた”地盤リスク”」が放映されました。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170409
従来の震度予測は地形から推定されていたが、表層地盤が軟弱だと、揺れが従来の想定より大きくなるとの内容でした。
これは新たな発見というよりは、以前から分かっていたことが実際に起こってましたね、ということだと思います。だから地学の知見のある方が家を建てる際には、地形とか古写真・古地図で氾濫原とか、かつては川や沼だったところはそもそも土地を買わない、そうでないところでも念のために近くのボーリングデータを見る、はされていると思います(少なくとも私はそうしました)。
番組では盛り土されたところを調べる方法が紹介されていましたが、そういった機器を使わなくても、国土地理院のHPで見れる米軍写真(終戦直後に撮影されたもの)や迅速図などを見れば、後日盛り土されたところかどうかは分かります。
因みに、東京や大阪などの大都市は沖積低地が広がる場なので、大抵は地盤が軟らかいと考えた方がよいと思います。老後の投資として都心の中古ワンルームを買うのは、私にはとても冒険に思われます。