父親は86歳と高齢なので、年始に「体が動く間に、多度に上げ馬(あげうま)見に行こうか?」と話していました。上げ馬は父の故郷の多度の神社で連休中に行われるお祭りのクライマックスで、私も子供の頃は色とりどりの紙で飾った竹づつで「頑張れ、頑張れ」と馬の尻を叩いて励ましたりしてました。いつの頃からかこのお祭りは全国的に有名になり、毎年すごい数の観光客が来て、どこかの局が必ずテレビ放映しています。
数ヶ月前に父親が腰を痛めたので今年は無理かもと思っていましたが、弟が車で連れて行ってくれるというので地元に近いところにいる叔母(父親の妹)に応援を頼んだところ、叔母達3人とも集まってくれることになりました。現地での駐車場の手配なども叔母達がやってくれるとのことです。
叔母達も80歳を過ぎていますが3人とも元気で、毎年1度は温泉に泊まって姉妹でおしゃべりしているとのことです。
父の兄は満蒙少年開拓団に入り若くして満州で殺された伯父ともうひとりの伯父ですが、もうひとりの伯父はかなり以前に亡くなりました。この二人の兄の下に父、その下に妹3人なのですが、似た遺伝子をもっているはずの兄弟姉妹だと女性の方が強いのかしら?と思ってしまいます。