東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻では、私が某教員を誹謗中傷したとし(詳細はここにリンクしていますが、東京地裁における和解において、私が行った通報は誹謗・中傷とはされていません)、報復として修士2年の私の学生に対して強制的にテーマを変更させ、別の教授を指導教員にしました。
その学生は私の指導で水環境の研究をするために受験勉強をして入学し、湖沼に造られた構造物によって堆積物にどのような影響がでるのか、1年を費やして研究していました。自然環境学専攻の教授達はそのテーマを断念させ、他の教員を指導教員として、騒音と住民の関係という、全く異なるテーマで修論を書かせたのです。
この教授達にとって「専門」って何なのでしょう?ここは専門知識を学び、研究する「大学院」のハズですが。
呆れたことに、彼らは指導教員を変更したのは「学生の意志」と説明しています。よってたかって脅した上での「意志」であっても、そう説明してはばからないのです。
その学生は1年間研究した内容を全く発表できずに卒業しなければならないのが、よほど悔しかったのでしょう。何度もこっそり私のところにやってきて、どこかで発表したいと言い続けました。それで私は、教授連中が絶対に気づかない某研究会でポスター発表する機会を設けました。
私の知人と私とで指導していた別の学生は、私と全く接触させないという条件でその知人が引き続き指導することになり、東海地方から通って指導してくれました(新たに指導教員になった教授からは、お礼も無かったそうです。旅費も手弁当でした)。このような状況でその学生は一時、精神的にかなり不安定になり、私の知人がそれとなく注意してほしいと連絡してきました。それで私は、私のもうひとりの学生が同じ教授に指導教員を変更させられていたので、彼に何かあったら連絡するようにお願いして対処しました。
上でリンクした記事でも書いたように、自然環境学専攻では私が知っているだけでも2007年から2013年までに2名の教員が女子学生に対するセクハラで処分を受け、1名が入試漏洩で処分されましたが、露見したきっかけは女子学生に対するセクハラだったと聞いています。わずか7年で3名という数だけでも驚きですが、もっと驚くのが、これほど学生に対するハラスメントが起きているのに、防止策を話し合ったことが一度もないことです。この専攻の教授達のメンタリティはそういった構造なので、自分達が行ったことで学生がどれほど苦しんだのか、全く理解していないのだと思われます。