環境省公表資料「水生生物による水質評価法マニュアル−日本版平均スコア法−」「河川生物の絵解き検索」

下記URLから両資料をダウンロードできるサイトに接続できます。
http://www.env.go.jp/press/104101.html

環境省の説明には「水生生物を用いた河川の水質評価手法や環境学習を行う際のツールとして広くご活用いただくため、河川を調査・評価するために必要な事項をとりまとめた」と書かれています。
個人的には、水生生物を用いて水質を「とても良好・良好・やや良好・良好といえない」と価値観を含む言葉で区分するのは、全く科学的ではないと思います。
そもそも環境省が指標生物を最初に指定したときの説明は下記でした(現在はリンク切れになっています)。担当者が代わる間に、いつのまにか「これらの生物がすんでいるから、その水がきれい、きたないというわけではありません。」という基本が忘れられたようです。


「水質を評価するのに利用しない」のであれば、「河川生物の絵解き検索」は淡水陸水ベントスの検索図鑑として、「水生生物による水質評価法マニュアル−日本版平均スコア法−」はベントス調査マニュアルとして利用価値が高い資料だと思います。