日本老年医学会のホームページに「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」が掲載されています。
高齢になるほど処方される薬が多くなるのは仕方ないと思いがちですが、6つ以上になると副作用が出やすくなり危険とのことです。高齢者では排泄作用も衰えるため、若いときより薬の作用が効き過ぎやすくなるという問題もあります。
この冊子の7ページを見ると、高齢者に処方されがちな薬で認知機能の低下が起こることが分かります。
思い当たることがあったら「調べる」ことをお勧めします。
「調べる」と書いた理由は、例えば副作用が出る可能性がある鎮痛剤として「すべての非ステロイド性抗炎症薬」と書かれていて、処方薬の名前ではないからです。父が処方されていた薬で言うと、整形外科で処方されたロキソニンや、歯科で処方されたボルタレンがこれに該当していました。
製品名だと多くなるとか、その製品を出している製薬会社からクレームがつくかもしれないなどの理由かもしれませんが、一般向けの冊子なのですから、製品名で書いていただくのが親切かなと思います。