福岡・大分の記録的豪雨

福岡・大分の記録的豪雨、予報ではまだしばらく降り続けるとのことで、現地でのご苦労はさぞかしと思います。お隣の常総市平成27年に起こった鬼怒川の決壊では、息子の出身中高に通う生徒さんのお宅が流され、教科書から制服から一切無くなってしまい、卒業生のお宅に残っているものの寄付を呼びかけていました。災害が起こるまでは全く予測していなかったことが起こります。平時から想像力をたくましくする必要があります。
そんなこともあり、本郷で開講している水圏環境学では、特に「治水」については最新の情報やビデオでの解説もいれて、どこに家を建てるべきか、出張先では何を気をつけるべきかなどを解説しています。
例えば、今回の豪雨で道路が川のようになっていました。膝下くらいの深さですが、あのように流れていると、そこから抜け出すのはかなり大変です。日が落ちてから、道路が川になっているのに気づかず入り込んでしまったら、流されてしまう危険が大きいのです。
講義では流れの中をあるく困難さを映したビデオも見せています。昨日のニュースを見た学生さんたちが、なぜ私があのビデオを見せたのか納得していてくれたら本望です。