結婚と認知症

日野原重明氏が105歳で亡くなりました。
いろいろ賛辞されるべき方ではありますが、一点、不審に思っていたことがありました。
医師であり、自らあれほど健康に気を遣っておられたのに、なぜ奥様が重度の認知症になってしまわれたのか?
よく知られているように、認知症は軽度のうちに気づいて対処すれば、ある程度進行を遅らせることができます。妻の異変に気づいたときには、もう手遅れだったのでしょうか。
かなり以前に見たドキュメント番組では、奥様は非常にしっかりして、細やかに気遣われる方だったようです。多才で仕事熱心な夫に心配をかけたくないと、不調を言わず、振る舞いにも出さず、ひたすらストレスをため込んでおられたのかもしれません。夫は夫でそんな妻に仕事以外は一切託して、安心していたのかもしれません。
そんなことを考えていて、ふと、こんな統計を取ってみたいと思いました。
早くから離婚した、もしくは全く結婚したことがない80歳以上の女性と、50年以上結婚生活を続けた女性とで、日本の場合、どちらが認知症患者が多いか。同じことがアメリカではどうか。