止まらない東大の没落、世界大学ランク46位

表記記事がヤフーニュースに出ていました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20170905-00075394/
タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの「2018年世界大学ランキング・トップ1000」が日本時間の5日に発表され、東京大学は順位を7位も下げ、46位まで後退していました。アジアのライバルは、シンガポール国立大学22位(前年24位)、中国の北京大学27位(同29位)と伸びています。
東大のランキングが下がったのはなぜか?
原因は、医学部の論文不正疑惑教員によるパワハラを不問に付すような、モラルやリテラシーの低下にあると思います。そして、この低下を招いた一因が、Yahooニュースでも指摘されている、多様性の欠如です。東大で学位を得た後、そのまま助教、講師、准教授、教授と上がっている教員の比率は非常に高いはずです。その結果、10年以上国立研究所にいた私には仰天以外の何物でもない、モラルやリテラシーに関する馴れ合いが生じてしまっていると思っています。
また、国際競争力を高める自覚が東大の全ての専攻にあるかと言えば、そうではなさそうです。たとえば私が所属する自然環境学専攻では、かつては外国人の准教授の先生がいました。その先生の任期が来たとき、私は延長を提案しましたが、賛成してくれる方はいませんでした。「だって日本語ができない教員がいたら、俺たちの雑用が増えるじゃない。」と公言してはばからない教員さえいました。こんなレベルで国際競争力も何もあったもんじゃないと思います。
そして、その先生の後の教員は「公募」されましたが、東大の別の部署の方が選ばれました。因みにうちの専攻にはその部署から移ってきた教員が3名もいます。偶然ですかね?