10回は繰り返すこと!

危険物取扱者試験(乙1)を受けてきました。
もともとは甲種を受ける予定だったのですが、東大理学部地理卒では受験資格がなく、まずは乙1ということになったのでした。
甲種は1〜6類全ての危険物の資格、乙はそれぞれの類のみの資格です。でも試験問題の法令15問と物理・化学10問は甲と同じ。違うのは危険物の性質と消火に関する10問だけです。法令、物理・化学、性質と消火のそれぞれについて6割以上合ってないと不合格になります。
2週間ほど前に2日間の講習を受け、木曜は長野往復の移動中にそのテキストの復習、金曜は午後から問題集を解き始め、土曜は家事を全くせずに試験勉強。問題集のうちヤマをはった部分を3回こなすことができました。
試験本番、制限時間は2時間。ヤマが見事に的中して物理・化学と性質と消火は6割は取ったと思うのですが、法令については自信を持って回答できたのが5問だけ。これはやばいと制限時間ぎりぎりまで懸命にテキストを思いだそうとあがいていたら、他の受験者は早々に退室していて、試験監督者3名が私だけを監視していたことに終了時間になってから気づきました。
「すみません、私だけが長引かせてたんですね。」「いえ、いいんですよ。随分、書き直してましたね。」「ええ、ひっかけ問題が多くて。」「私は危険物以外にも40くらい資格持ってますけど、試験のコツは最初に書いたことを書き直さないことだと思いますよ。」「40って、すごいですね。でも最初に書いたのがひっかけにあっていた、てことないですか?」「かからないくらい過去問をやっておくんですよ。何回くらいやりました?」「3回です。」「それじゃだめです。10回やれば、ひっかけにすぐ気づくようになりますよ。」
そうなんだぁ、10回ね。。。共通一次試験のときも東大入試も、たいてい3回、多くて5回しか繰り返したことがなかったので、今回も3回やったしいいやと思っていたのが甘かったようです(涙)。