血圧を上げてしまう「深酒」ってどれくらい?

昨日のNHK「ガッテン!」は「血圧急上昇の真犯人 『血圧サージ』にご用心!」とのタイトルで、普段血圧が高くない人でも起床後2時間に180mmHgと、とんでもなく高い血圧になる場合があることを解説していました。血圧サージとは、このように血圧が短期間で急上昇することを指します。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20171004/index.html
以下は放送された中で、番組HPに書かれていないことです。
何が原因で血圧サージが起こるのか、番組では9つ挙げていて、最も血圧を上げるのが「喫煙」で21mmHg、次が「緊張」と「深酒」で20mmHgでした。どれくらいから深酒なのかは、ビール大瓶2本以上、日本酒2合以上ということでした。知り合いのロシア人夫婦は「歳をとったら血圧が高くなるので、低くするには寝る前にウイスキーなどの強めのお酒を飲んだ方がいい。」と主張していました。確かに飲酒直後は血圧が下がるのですが、明け方になるとかえって高くなってしまうのだそうです。
血圧サージが怖いのは、日中の血圧測定で平常値でも、朝に急上昇してしまうことです。血圧サージを起こす人と起こさない人がいるそうなので、自分が血圧サージを起こすタイプかどうか見分ける必要があります。その方法として、5日間の収縮期血圧の平均が135mmHg以上、血圧の変化の幅が20mmHg以上だったらサージが起こっている可能性があるとのことでした。
やっぱりお酒は飲まないに越したことはないと思いました。