岡本太郎も愛でた万治の石仏

諏訪大社下社の春宮を案内していただきました。
お目当ては春宮もですが、「万治の石仏」。春宮を正面に見て左側に数分歩いたところに祀られています。
途中、小さな祠がありました。諏訪地方ではこんな小さい祠でも、四方に御柱を立てるそうです。

万治の石仏です。万治3年(1660年)に作られたそうです。当初は鳥居にする予定だった石材にノミをいれたら血が流れ出したので、鳥居には別の石材を使い、その石材では阿弥陀如来を祀ることにしたとか。願い事を心で唱えながら仏様の回りを時計回りに3周すると願いが叶うそうです。

とても印象深い造形だと思っていたら、帰りに見た立て札に「岡本太郎万治の石仏を愛して止まず、この石仏を拝むために下諏訪を何度も訪れました。」とありました。私は岡本太郎の作品が大好きなので、ちょっと嬉しくなりました。