来年からでは数億円の負担になるかもしれない外来種駆除が今できない理由

昨日は手賀沼水環境保全協議会専門委員会に学識経験者として出席しました。
手賀沼では琵琶湖で大問題になっているオオバナミズキンバイが侵入し、見過ごせない広さに拡大していることがわかっています。下記はその新聞報道です。
http://www.sankei.com/life/news/171117/lif1711170024-n1.html
この記事で駆除に乗り出したと紹介されている市民団体の方も出席されていて、「対応が遅れると琵琶湖のように毎年数億円の駆除費用がかかってしまう、今ならその100分の1ですむ」と千葉県の対応をお願いしたのですが、行政としては早急の対応ができないとのことでした。
手賀沼環境保全協議会を管轄しているのは水質保全課で、外来種の駆除は担当としては自然保護課になるとのことでした。そして自然保護課は、キョンや鹿など、甚大な農業被害をもたらしている動物の駆除に多額の予算がかかり、外来水生植物の駆除に回す予算はないと考えられる、とのことでした。
とは言え、放置しつづけることができるハズはないのですから、いつかは千葉県が(我孫子市柏市などに押しつけない限り)除去に当たらねばならなくなる日が来て、その時には琵琶湖のように毎年数億円かかることは分かっているわけです。納税者としてはもう少し柔軟に対処してもらいたいところではないかと思いますが、どうでしょう?