不測も予測し老後に備える

私くらいの年齢になると、65歳以降に年金がいくら給付されるかお知らせが届きます。私の場合は年220万円のようです。過去10年の教育費を除く年間支出は、家の修理や大きな手術などがなければ平均約200万円でした。つまり年金だけでは車の買い換え、家の修理、手術などの費用は賄えないことになります。
私の場合は一昨年にアパートを1棟購入したので、その家賃を貯蓄しておけばこういった経費も賄えそうです。
しかしこれだけでは長い老後には全然不足すると思われます。父親を介護していると、80歳を越えると心身が衰えるのは確実だと感じます。子供達に迷惑をかけたくないので、自分だけで生活するのが難しくなったら介護付老人ホームなどに入ろうと思っています。これまで調べた限りでは、これくらいの水準はあってほしいという施設だと年間1000万円は要します。80歳から90歳くらいまでお世話になるとして、1億円弱くらいは準備しておく必要がありそうです。
1億円を貯金(利子はほぼゼロ)だけで準備するとしたら、例えば41歳から65歳まで25年間毎年400万円貯金するくらいのペースです。退職金の額によってはもう少しペースを緩めることができるかもしれませんが、上記のように年金だけでは生活費以外の出費は賄えませんので、退職金はそういった出費に充てるつもりでいる方がよいでしょう。
私自身は40歳代で年400万円も貯金できたかというと、絶対できませんでした。できて年300万円。貯金でなく投信などで運用したおかげで、定年までに1億円貯蓄は荒唐無稽な夢では無くなりました。
37歳で交通事故に遭って高次脳機能障害を負い、そのまま職を失うかもしれないという経験をしました。何とかここまでやってこれたのは、科学的に自分や状況を観察し、合理的に対処したからでした。以来、どんなことでも水環境の研究と同様に、科学的に合理的に、そして長期を見据えて、今からできることは何かを考えるようになりました。老後の準備もその一環です。
こういった話を子供達にすると、息子はきちんと聞いてくれるのですが、娘は馬耳東風です。社会人としては二人ともしっかりやっているのですが、子供を持つといくつになっても心配は尽きないようです。