諏訪湖の御神渡でワカサギ大喜び?

5年ぶりに諏訪湖で御神渡が見られ、今日は拝観式が行われました。待ちわびていた人達の喜びが報じられています。
http://www.sankei.com/life/news/180205/lif1802050018-n1.html
でも、御神渡ができるほど厚い氷が張って、いちばん喜んでいるのはワカサギかもしれません。
諏訪湖のワカサギは放流用に出荷されるほど採れることで有名ですが、近年、その量が激減しています。いろいろ原因があるのですが、そのひとつが温暖化により冬季に凍らなくなったことなんだそうです。
諏訪湖はかなり以前からオオクチバスなどの魚食性外来魚が住みついてしまい、岸近くにいるとバスに食べられることから、ワカサギは沖合にいるようになりました。ところが冬になると魚食性の渡り鳥が来て、隠れ場のない沖合だと食べられてしまうのです。なので氷がはらない年は数が激減してしまうのだそうです。
春が近づくと川を上るワカサギを採卵用に捕獲します。御神渡が見られた今年は、例年以上に採れるのではないかと期待しています。