シラスウナギだけでなく、ただのシラスも大不漁?

父親が昨年春に背骨を圧迫骨折したのはカルシウム不足が原因と考え、朝食には必ずシラスをつけています。値段もそこそこするので、試しにふるさと納税静岡県高知県自治体から購入したところ、冷蔵で届いた後者のがダントツにおいしくて、保存の為に冷凍にしても十分楽しめました。
そこで今年になってすぐにまた頼んだところ、本日、「釜揚げシラスの商品配送遅延のお詫び」との文書が届きました。
「水温、潮の流れ等々条件が悪化しており、鮮魚や生シラスの漁獲高が例年より異常に少なく、また全国的にみても大不漁に陥っている」とありました。品物の入荷は最長5月になると判断しているが、さらに待たせる可能性もあるとのことでした。
長らく研究している宍道湖ヤマトシジミも、温暖化が進むと今異常にラン藻類が優占しやすくなって資源量が激減するかもと不安に思っているのですが、太平洋側の沿岸漁業では、既に「大不漁」状態が一部の魚種で起こっているのですね。
一方で、多くの国が経済発展と共に沖合や遠洋の魚を漁獲し出していますから、日本人がこれからも健康によい魚類を食糧として確保する上で、内水面や沿岸の漁業資源は、他国に取られないで済む、貴重なものです。気候変動によってどのような影響が出るのか、影響を多少とも緩和する方法はあるのか、総力をあげて解明すべきだと思います。