私自身も正直、読んでない書類に関して決裁の判子を押していることはありますから

国会関連の最近のニュースは聞いていて唖然とすることばかりですが、昨日の某大臣の表記発言には本当に驚きました。
読めないなら決裁する能力がないということですから、大臣やめるべきではないかと思うのは私だけでしょうか?
私自身、どうしても文書が読めなくなったときがありました。交通事故で脳脊髄液減少症になった初期の頃、当時はこの病気は知られておらず、なぜ文章を読んでも頭に入らないのかと悩んでいました。ちょうどその頃いわゆる「有明異変」があって、環境省有明海に関する委員に就任したのですが、会議のたびに電話帳くらい分厚い資料がでてきて、内容が全く読めませんでした(読んでもすぐに忘れて理解するのが大変でした)。これでは委員としての職務は果たせないと思い、任期途中で辞任しました。「当てにしていたのに裏切られたような気がしましたよ。」という感じのコメントを、その後つい最近まで、当時の委員長から言われました。事情を言わなかったので仕方ないかと思います。
国の為に務めるというのは、そういうことではないかと思います。大臣たる方がこのような発言をするようでは、国のためにと忙しい中を就任されている様々な委員の士気も下がるのではないでしょうか。それともこんな考え方はマイナーで、国の仕事というのはそんなもんと考える日本人が大多数なのでしょうか。