日本語は読むのに効率がよい言語?

道に落ちていた空き缶にふと目が留まりました。「至福の微糖」。これを英語で表現すると「至福」がsupreme bliss、「微糖」は直訳するとvery low (in) sugar contentでしょうか。この二つのフレーズを結ぶ日本語の「の」がくせ者で、日本人ならこの「の」は微糖を形容しているのではなく、微糖によって至福な感覚を得られる(コーヒー)とみなします。だとすると「至福の微糖」を英訳すると「Coffee whose very low sugar content gives you supreme bliss」でしょうか。明らかに日本語より長いです。
日本語は漢字とひらがなの二刀流でよかったとよく思うのは、速読すると漢字がイメージとして印象に残って、おおよその内容が何となく分かるところです。英語だと(私は)そうは行かないです(英語圏の方はどうやって速読しているのでしょう)。
ただし日本語より英語の方が常に長くなるとは限りません。先日、通勤中に聞いていたCBSの60 minutesで、「I am a MeToo.」と女性が発言しました。日本語にすると「私もセクハラ被害者よ。」です。日本語の方が長いです。