家庭で広がる農薬

真夏なのにほとんど草が伸びていない空き地。何度も除草剤をまいているからです。昨年あたりから近所のドラッグストアで売られている除草剤がそれまでの倍以上の大袋になり、かつ店の一番目につきやすいところに置かれるようになりました。

家庭での殺虫剤使用量も増えている気がします。噴射式の家庭用殺虫剤は、私の子供の頃はフマキラーだけでしたが、今や複数のメーカーから虫別(蠅・蚊、ゴキブリ)に出ていますし、かつてはハエトリ紙をぶらさげていたのが、今ではぶら下げておけば虫が来ないとする化学物質が売られています。
農作物の栽培には減農薬を求める人が増える一方で、家庭では殺虫剤・除草剤使用が増えているのは、化学物質が人間に与える影響についての教育が不十分だからではないかと思います。
ちなみに日本では除菌用製品が多様化して売られていますが、他の先進国ではどうなのでしょう。少なくとも昨年行ったハワイでは目につきませんでした。除菌が子供達の常在菌形成に悪影響を与えないか心配です。