東北地震でバイカル湖が揺れた

ロシアのイルクーツクで開かれている昨日の国際会議で、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際にバイカル湖の水位が100秒間振動して、振動幅は最大15cmだったことが紹介されました。また深部での湖水温の上昇も観測されたそうです。原因はまだ推測の段階ですが、下記論文で議論されています。
Nikolay G.Graninほか(2018)Lake Baikal's response to remote earthquakes: Lake-level fluctuations and near-bottom water layer temperature change. Marine and Petroleum Geology, 89, 604-614
海を通じて世界はつながっているのは実感できるところですが、地殻を通じても世界はつながっているのですね。