参加している国際会議は陸水学研究所と科学図書館が会場になっています。
科学図書館は科学書だけでなく児童書を含む一般図書も収蔵していて、誰でも利用できるとのこと。7階建ての堂々とした建物です。
７階にはカフェテリアがあり、文豪やオペラ作家の肖像画が飾られています。
昨夜の夕食はここで頂きました。ソバごはんと魚のムニエルです。
閉店時間を過ぎた20時過ぎまでいたのですが、店員はいやな顔ひとつせず対応してくれました。地元の共同研究者によると、この図書館は元館長の方針で、利用者ファースト精神を徹底させているそうです。「日本ならともかく、ロシアでは極めて異例」と言われましたが、日本でもそこまでやってくれる公立図書館は皆無だと思います。
ロシアにいると、日本の話題は全く流れません（対して、アメリカと中国の話題は毎日のようにテレビに流れます）。暮らしぶりも行く度に向上しています。ホテルの隣の小学校も新しく建て替えられていました。そしてこんな立派な図書館に投資していることなど、日本の国力の斜陽ぶりとのコントラストがますます強まっているように感じます。
