昨日ご紹介した奥出雲町の棚田では、仁多米というブランド米を作っています。農家から購入した米は籾がついたまま貯蔵され、注文が入ってから精米して翌日出荷します。
籾は農家に還元され、糠はキノコ栽培に使われた後、仁多牛の餌になります。牛の糞は完熟堆肥にして、米の肥料になります。まるで江戸時代のようなリサイクルが成り立っています。
当然、減農薬にも努めていて、町の水路でホタルが飛び交うそうです。
なだらかな中国山地に囲まれているので急な坂もそれほどなく、紅葉がきれいな今頃はサイクリングにもうってつけ。昼食には、今の季節なら新そばがお勧め。
もし広島と松江を結ぶ新幹線ができたら、日常のなりわいがそのまま日本の原風景になる、理想的な観光地になると思いました。
下の写真は仁多米です。パッケージがとても素敵なデザインだったのですが、写真の腕がわるく、微妙なグラデーションがうまく表現できてません。。。