おいしく育てるはじめての家庭果樹

本書の最大の特徴は、鉢植えでの育て方を解説している点です。
実は、近所で柿を鉢植えしているのを見たときから(10月30日記事)、「もしやどんな果樹でも鉢植えで育てられるのでは?」と思っていました。そう思って書店をぶらついていて、何気なく手にしたのが本書でした。タイトルには「鉢で育てる」などの文言が入っていないのに何故手に取る気になったのか不思議ですが、私にはこういうことがよくあります。
そして、やっぱり著者はこう書いてました。
「じつは果樹は、すべての種類が鉢で簡単に育てられます。」
そして鉢植えだと以下のメリットがあるというのです。
・同じ条件の苗木でも、庭植えより1〜2年早く収穫が始まる。
・季節によって栽培に適した場所に移動できる。
庭植えと比べてデメリットなのは、たくさん収穫できないことと、こまめな水やりが必要なこと、1〜2年植え替えが必要なこと。
でも、水やりと植え替えは花や野菜なら普通にやることなので、それほど苦にならないと思います。
たくさん収穫できない点についても、我が家ではキンカン1本で数10kgくらい取れるので、毎年、どう使い切るか悩んでしまいます。鉢植えで様々な種類を育てて、異なる時期に少しづつなってくれる方がむしろ便利です。
ということで、10月30日記事では柿で最後にすると書きましたが、柿に加えてサクランボとポポーも買ってきて、寒さに弱いレモンを鉢植えにして、その後にポポーを植えました。サクランボと柿は鉢植えです。運良くというか悪くというか、タキイから新しいカタログが届いてしまったので、きっとさらに増えると思います。。。