日本が環境保全先進国なんて大ウソ

昨年2月8日のブログで、メスだけで増える不気味な外来種についてご報告しました。下記、地元誌にはメスだけで増えると明記されていないので、駆除不能になる危険については周知されていないかもしれません。

また、新聞記事ではなぜオーストラリアのカブトエビが侵入したか理由が書かれていません。実は養浜事業に使った砂はオーストラリアから輸入されたものだったのです。これについてオーストラリアの研究者から「砂を海外から大量に輸入して自然界に導入する日本の姿勢は理解しがたい」とのコメントが寄せられたそうです。以上、「海洋と生物」2月号に掲載されている「紀南に定着した西オーストラリア産カブトエビ」からの情報です。
沖縄県の辺野古で埋め立てに使われる土砂は、生物区が異なる瀬戸内や九州のものです。この点だけをとっても、海外の研究者からは、到底、理解できる事業ではないでしょう。
辺野古の埋め立てが環境保全の科学からみていかに野蛮な行為か、当ブログでは「大浦湾」のキーワード記事でコメントしています。辺野古埋め立て並の暴挙は、長良川河口堰をはるかに凌ぐと思います。しかし全国的な関心は長良川より桁外れに小さいのは、私達ひとりひとりに、沖縄で起こっていることは日本の問題ではないとの潜在意識があるのではないでしょうか。