その昔、「サンゴ礁生態系では窒素固定が卓越する」と、世界で初めて窒素安定同位体比を測ってLimnology and Oceanographyに投稿した論文は、「これはすごい論文だから、英語はこちらで修正する、即受理。」との返事が来ました。以来、私が本気出して書いた論文が受理されるかどうかは、査読者のレベル次第と思っています。
最近、これだけは△△か〇〇に出したいと思い入れをもった筆頭論文を△△に投稿したところ、数週間も経ってから「I am sorry to say this...」と、査読に回さずリジェクトしたとの返事が来ました。
「この論文が社会に与えるインパクトを考えて、査読に回すかどうか、ずっともめてたのね」と自信を持つと同時に、「ではどこが出してくれるの?」とのジレンマに突き当たりました。
幸い、次の候補にした〇〇はEditorを選べて、かつ、Twitterやってる人がEditorにいて考え方を把握できたので、その人を選んで投稿しました。
この雑誌でもやはりもめたようで、「Under Evaluation」の状態がずっと続き、投稿から2週間経ってようやく「To Review」に行きました。ところが、査読が終わった5月上旬からずっと「Under Evaluation」のまま。やはり社会へのインパクトが大きすぎると、すんなり受理とはいかないようです。おそらくEditorはすごく頑張ってくれているけど、〇〇社が躊躇してるのでしょう。もしまたリジェクトになっても、頑張ってくれたEditorにはThank youメールだそうと思っています。