大阪人は会話で呼吸する

昨夜の「秘密のケンミンSHO」の名言紹介で、「大阪の人間は肺で呼吸してない。会話で呼吸してる。」と語ってました。
「そうや、そうや!」と思いましたが、実際はどうでしょう。
言わんとしているのは、大阪の人間は知り合い同士だと果てしなくしゃべるし、見知らぬ人とも会話する傾向が強いということだと思います。私自身、40年前に東大に受かって上京したとき、買い物客が店の人とほとんど会話しないのに驚いた記憶があります。大阪だと値切ろうとの意図がなくても、何かしら会話しないと落ちつかない気がします(ちなみに、大阪ではデパートでもまずは値切ってみるのが、私の世代くらいまでは普通だったと思います)。
もし大阪育ちは会話が多い傾向があるのだとしたら、認知症が少ないのではないかと思います。これまで父親を1ヶ月単位で2度ショートステイに出しましたが、二度とも認知能力が改善しました。大部屋で、多くの人と会話せざるを得ない環境にあったからだと思います。特に気のあった同世代の男性がいた時は、別人かと思うほど改善してビックリしました。
大阪は人の移動が激しいところですが、あまり移動がない地域と移動が激しい地域とで、1日あたり平均会話人数と認知症患者数を比べる研究をしてみたい気がします。