ある夜、帰宅して片付けをしながら「ジョブチューン」を眺めていたら、超一流寿司職人とされる方々が「くら寿司」メニューのベスト10をジャッジしてました。下記のうちどれが合格だったでしょう?
答えは、赤えび、イベリコ豚の大トロ、みかんサーモン、炙りたてウナギ、大粒いくら、熟成中トロでした。赤えび、大粒いくら、熟成中トロは「この価格なら」というコメントでした。
ウチが贔屓にしている近所のお寿司屋さんだとイクラは2貫で700円なので、7分の1のお値段です。本当にその家格で合格ラインが出せる質なのか興味を持ち、初めてくら寿司に行ってみました。
大粒いくらは味が明らかに違い、熟成中トロはトロという感じがしませんでしたが、赤えびは文句なくおいしいと思いました。
みかんサーモンは一般的な寿司ネタではないですが、サーモンの脂っこさがみかんの風味で抑えられて、とてもおいしくいただきました。炙りウナギも寿司屋にはないネタで、このお値段なら相応でしょう(お値打ちとまではいかないが、おいしい)。
イベリコ豚の大トロは、肉があまりに薄く、シャリと食べると肉のおいしさが負けてました。比較の為にローストビーフも食べてみました。タレと玉葱のハーモニーは絶妙でしたが、肝心のビーフは存在感がありませんでした。くら寿司の肉系は、私のスタンダードだと、シャリとのハーモニーがイマイチですが、自家製ローストビーフのアレンジの参考にはなりました。
一流寿司職人さんも熟成マグロは不合格にし、熟成中トロも私にはイマイチでしたが、これだけでマグロ全部ダメとするのはどうかと思い、「まぐろユッケ」を頼みました。卵の黄身とマグロがすごくマッチしていて、これはおいしいと思いました。
くら寿司では食べ終わったお皿はテーブルに積み上げるのではなく、目の前の穴に入れると自動回収してくれました。5枚いれると自動的にくじ引きが始まり、当たると景品がテーブルに届くそうです(2回とも外れたので確認できず)。
回転寿司は本当に久しぶりでしたが、お一人様から家族連れまで楽しめる工夫や、人件費削減につながる自動化が至るところに為されていて感心しました。これぞジャパニーズテクノロジー!