霞ヶ浦の生シラウオ丼

先週は調査で宍道湖にいました。
シジミで有名な宍道湖ですが、かつては他にも様々な水産物が漁獲されていて、宍道湖七珍と言われていました。その七珍のうちワカサギやウナギの漁獲は1993年から2年で激減、現在まで復活していません。シラウオは採れたり採れなかったりです。
一方で、宍道湖の漁師さん達が淡水化問題のときに見学に行き、「淡水化したらこんなひどいことになる!」と仰天し、絶対に淡水化だけは阻止しようと思った霞ヶ浦では、ワカサギもシラウオも安定して採れています。
そのことを宍道湖の漁業関係の方にお話したら、「でも霞ヶ浦のシラウオは臭いと聞いています。」と言われました。
本当かなぁと思っていたところ、霞ケ浦北浦水産事務所が今日のツイッターで「今日は #米の日 だそうです。こんな☀️(~Q~;)日は、涼しげな #生シラウオ丼 で食欲回復(^_^)/~」と下記の写真付きでツイートしてました。

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おいしそう!でも生シラウオなんてお高いのでは?とネットで調べたところ、
松戸のお店で霞ヶ浦産特上白魚丼680円(2016年12月)
https://donguri075.com/matsudo-tsukiji-shirauo/
「かすみキッチン」でサラダ・汁物付きセット1100円(2018年9月)
http://oyajiblog-catbike-cb1100black.blog.jp/archives/77491568.html
でした。
いずれも生シラス丼よりはるかにおいしいと絶賛してました。

宍道湖で生シラウオ丼を出せたとしても、この値段では絶対に無理だと思います。
霞ヶ浦ってネガティブなイメージが広まってますけど、その原因の一部は生態学者による根拠レスな主張だと思っています。うちひとつの主張については、「この主張は全くの根拠レス」と明記した論文を投稿中です。もう一つについても、この論文が受理されたら投稿する予定です。どちらも有名な国際誌を狙っていて、こと陸水域については日本の一部の生態学者があることないこと書き散らしている実態を暴露する予定です(だってASLOで言われましたもの。なぜアサザはあれほど繁殖力が強くて海外では侵略的外来種扱いなのに、日本では絶滅危惧種なのか?って。その論文を書いた研究者の思い込みですと説明しておきました)。