11月18・19日に、表記催しが産総研つくばセンターで行われます。
修士からポスドクまで、理工系(農・医も含む)の研究をされている女性なら、何かしら関係する部署があると思います。また学位未取得の修士の方でも、産総研では修士卒でパーマネントで入った人が学位を取るよう便宜を図ってもらっている一方で、学位を取って入った方が任期付きという場合もあるので、早めに情報を得ておいた方がよいと思います。
産総研は該当する分野がある方なら、女性にとって最も研究しやすい環境だと思っています。大学にいると大学しか研究できないと思い込みがちですが、旧国立研究所である産総研職員と東大教授の双方を経験した私からみて、大学の研究環境は劣悪だと思います。
さらに女性にとって、日本の大学はパワハラ・セクハラ・アカハラの温床である可能性が高いです。下記は私が東大で経験したハラスメントです。学内では解決されず、東京地裁で争い和解しました。平穏に研究を続けるためだけに、総額400万円のポケットマネーを使いました。所属する専攻だけが特殊なのでしたら東大が何とかするハズですから、おそらく東大男性の意識は共通なのだと思います。産総研ではハラスメントを受けたことは全くなく、知的労働者はハラスメントを行わないのが当たり前みたく思って大学で油断していたのが間違いでした。それに、そもそも産総研では男女関係なく、業績に基づいて毎年公平に給料が査定されるのに、大学では教授になってしまえば論文書かなくても年次昇級で必ず給料が増えるというぬるま湯状態。これでは人間、腐らないハズないですね。