東大は世界42位、アジアで比べても5位

World University Rankings 2019が発表されていたようなので、見てみました。

アジアの大学の最上位はシンガポール国立大学の23位、次が北京大学の31位、その次が香港大学の36位。
そろそろ東大がでてもと思いたいところですが、その次は香港科学技術大学の41位で、42位にようやく東大がでてきました。
私が所属する東大の専攻は、中国からの留学生が多く受験します。それに対して「中国人学生が増えると質が低下する。」との見解を示す教員がいるのですが、少なくともこういったランキングで見る限り、中国の大学の方が東大よりレベルが高そうです。ですので、中国内のある程度上位レベルの大学であれば、日本の上位レベルの大学からくる日本人学生と比べて、格段に質が低い可能性は少ないと思います。
実際、私が日本人学生を受け入れていた頃、日本人学生は全員、ちょっと驚くようなミスや誤解があってビックリしました。それもあって現在の陸水研の学生さんは、中国人留学生1名だけです。
東大の世界ランキングは、現状を見る限り、今後も低下の一途だろうと思われます。合理性などではなく、文書化されていない都合の良い掟で物事が決まるからです。私が某教員の問題行動を巡って専攻と対立していたとき、当時の専攻長からのメールに「掟に従うのが当然です。」と書いていて、唖然としました。その方は学部から教授になるまで、東大から出たことがなく、こういったタイプが東大には多いのです。一方、欧米の一流大学は、多様性を高めるために、卒業生はなるべく教員に採用しないところもあると聞きます。

将来、理工系の研究者を目指すのであれば、学部からランキング上位にある海外の大学に進学するのが賢明でしょう。その為には中学頃から英語で読み書きできるよう、独学しましょう(学校の授業だけでは絶対無理です)。

一番簡単なのは、高校で留学して、そのまま大学に進学してしまうことだと思います。近年はセンター試験に間に合わないと、特に男子学生で海外に留学する学生が少なくなったと、AFSの方が言ってました。狙い目だと思います。